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工事部門 -法面保護工事-

アンカー工

 アンカー工は、ボーリングマシンにより不動層まで地盤を掘削し、高強度の鋼材を挿入します。そして、地表面に設置した受圧板等の反力体によって、不安定土塊に締め付け効果や引止め効果を与えることにより、法面の安定化を計る工法です。
 本工法は、比較的小断面の部材を用いて大きな抑止力が得られ、引張に強いという鋼材の長所を発揮することができ、施工性、経済性に優れています。

ノンフレーム工法

 ノンフレーム工法は、比較的短い長さのロックボルトを多数斜面に打設して、地山と補強材との相互作用により、斜面を安定化させる工法であり、一般にはすべり面深度3m以浅の浅層すべりに対して用いられています。
 本工法は、斜面の樹木を伐採する必要がないため、自然環境を損なうことのない、環境に優しい工法です。また、使用する材料や施工機械が一般に軽量で、取扱いが容易であることから、急勾配で狭小な自然斜面での施工が容易です。

吹付法枠工

 法枠工は、自然斜面等に鉄筋コンクリート・モルタルによる連続した格子枠をつくることにより、斜面の安定を計る工法です。吹付法枠工は、コンクリートやモルタルの打設に吹付工法を用いることにより、施工性が良く、凹凸のあるのり面でも施工できます。また、枠内に緑化を施すことにより、周辺環境との調和を図るなど、斜面の安定化と環境保全を目的として施工するものです。