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ピービス(カメラ・レーダー複合型管内探査システム)

ピービス(カメラ・レーダー複合型管内探査・地下探査システム) ピービス(カメラ・レーダ探査)管内調査の様子

概要

「ピービス」とは、管渠内部の画像と管渠周辺の状況を同時に捉える地下探査・調査システムです。
管渠内部は「展開画像」で、管渠周辺の状況は「レーダー探査」により把握します。どちらもセンサ部の自走に伴い、リアルタイムでモニタ上に表示します。

従来のカメラ調査機と調査形態は同じ。展開画像採用により、ジョイントや変状位置ごとに一時停止することなくスムーズな調査が可能です。

ピービスによる展開画像データ

展開画像とは

 展開画像とは、下図に示すように管渠を切り開き平面化して表示したものです。 下図では、管底が展開画像の上下に、管頂が中央に表されています。(任意の位置での展開が可能です。) ピービスではレンズの真横部分の画像を展開画像に使用しており、より鮮明でヒズミのない画像が得られます。これは視野角180度以上の 魚眼レンズでなければ実現できません。ピービスが採用する特殊魚眼レンズは視野角185度(国際特許)を有し、余裕を持ってこれに応えます。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・展開画像説明図
ひとつのレンズで2つの画像、同時進行だから把握がしやすい

 スーパーフィッシュアイ185により、前方画像と展開画像をリアルタイムで同時撮影します。 取得した2つの画像は連携しており、同じ地点の画像を比較することができます。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・展開画像と前方画像
展開画像の特徴

 管内調査は、現在TVカメラによるものが主流となっています。 この手法では管内の状況を、「動画」による「前方画像」で確認(ビデオテープの再生)します。 一方ピービスでは、「静止画」による「展開画像」で管内状況を表現します。
 展開画像は、管内の状況を均質に、全面的(全周、全延長にわたって)に表現することができ、管路の全体を把握するには最適の手法と考えられます。
 TVカメラによる調査では、ジョイントおよび変状箇所で一旦走行を停止し、側視を行ないます。 ピービスでのデータ取得は、前方を確認しつつも、全周を側視した状態で前進するのみです。

レーダーシステム

目では見えないものを映し出す力、レーダーで見る管の背面空洞


レーダー探査とは

 航空機や船舶で使用されているものと全く同じ原理を利用しています。
例えば、航空機のレーダでは、360度前方向に向けて電磁波を発射して、飛行中の航空機にあたると、電磁波は再び反射されレーダーアンテナに戻ります。
 このように、電磁波の往復時間から航空機の距離を割り出し、アンテナの方向から位置を知ることができます。
 管内調査では、探査対象物が移動しないため、アンテナ自身を動かすことにより位置と深度(距離)を捉えます。


アンテナ部

従来のレーダーアンテナと比べ、飛躍的な小型化に成功。このことが、管内調査カメラへのアンテナの搭載を可能としました。周波数1Ghz程度の電磁波を管渠背面に投射し、空洞などの以上部で反射されたエコー波を受信します。この受信データはケーブルを介して処理表示部へ送られます。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・アンテナ部
処理表示部

 自走者の走行に伴い、アンテナから取得されたデータをデジタル情報として受け取り、カラー画像としてリアルタイムでモニターに映し出します。取得したデータは、ハードディスク上に記録されます。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・処理表示部
データ解析

 調査現場でハードディスクに記録されたデータは、室内に持ち帰って詳細に解析されます。空洞反応には、いくつかの特徴的なパターンがあります。さまざまな波形処理、画像処理を行って、精度の高い解析結果が保証されます。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・データ解析画面

展開画像とレーダシステムの一元化

展開画像だけの場合

 例えば共用前の新設管を展開画像で捉えても、余程のことがない限り全域が健全と判断されるでしょう。


レーダー画像だけの場合

 レーダーシステムにより得られた画像だけで、管渠背面の状況を解析することは可能です。
 しかし、レーダーアンテナの走査線上に取付管があった場合、あたかも空洞が存在するかのようなレーダー反応を示したり、アンテナ走査線上のクラックは、ジョイント部かと思われる紛らわしいものもあります。


カメラ・レーダー複合型管内探査システム・レーダー画像
一元化によるデータの信頼性向上

  展開画像、レーダーシステムともに管渠診断の手法として有効なものですが、この両者が一体となることにより、さらに優れた効果が生み出されます。 同期のとれた展開画像の存在は、レーダー画像解析において大いに助けとなり、レーダー判定の信頼性を増すことにも繋がります。


展開画像とレーダー画像

管渠の内と外を総合的に診断する「ピービス」 次世代を担う地下管内診断装置として自信をもってお奨めします。